ポップコーンは乾燥させたとうもろこしから作られるお菓子です。白くてふわふわした食感が特徴で、映画館や遊園地などでも販売されているのはよく見かけますよね。おうちでも簡単に作れますので、オリジナルのポップコーン作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
なぜとうもろこしからあのようなフワフワとしたものが出来るのかというと、とうもろこしの中の水分と皮の硬さが関係しています。
乾燥させたトウモロコシといっても、粒の中には微量の水分を含んでいます。水分は加熱すると水蒸気になり、そのときに体積が増大するのですが、しばらくは乾燥トウモロコシの硬い皮の中で膨らみ続けます。そして、ふくらみつづける水蒸気に耐え切れなくなった皮が破れ、風船が割れるように「ポン」と一瞬で膨らむ為、フワフワとしたポップコーンができるのです。
ポップコーンに使用するトウモロコシは、皮の硬い品種でなければいけません。そのため、一般的に「爆裂種」という種類のものが使われます。私たちが実のまま食べているスイートコーンは、皮がとても柔らかいので膨らまず、ポップコーンには向いてないといわれています。ポップコーン用のトウモロコシというのもお店で売っていますので、ポップコーンづくりには爆裂種を選びましょう。
材料(約3人分)
- ポップコーン用とうもろこし …… 約80g
(フライパンの底に平らに敷きつめられるくらいが量の目安です) - サラダ油 …… 適量
(サラダ油のかわりにバターをつかえば、バター味のポップコーンもできます) - 味つけ用の調味料 …… 適量
(おこのみで。塩、カレー粉など、粉チーズやお醤油なんかもいいかもしれせん)
準備
フライパンを用意します。ポップコーンは弾けますので、必ずフタつきのものを用意してください。
まず熱する前のフライパンの底に、ポップコーン用のとうもろこしを平らに敷きつめます。そして、とうもろこし全体が浸るくらいの量のサラダ油を注ぎます。
火をかける
いよいよポップコーンを火にかけます。弾けるとあぶないので、必ずフライパンのフタをして、中火でじっくりと炒めます。このとき、フライパンをゆすってポップコーンが焦げつかないようにしてください。
2〜3分しますと中で「ポン」とはじける音がしてきます。その後、一斉にはじける音がしてきますので、音が小さくなるまで火にかけます。
できあがり
フライパンの中のはじける音が小さくなったら完成です。火をとめて、しばらくしてポップコーンがもう弾けないのを確認して、フタを開けてみましょう。このとき、ポップコーンは熱くなっていますので、注意してください。
最後におこのみで味つけをして、お皿などに盛りつけてできあがりです。
(塩などであれば、火にかける前に味つけする方法もあります。)
少量であれば電子レンジでポップコーンをつくることもできます。原理はフライパンでつくるときと同じで、ポップコーン用とうもろこしをフタつきの耐熱容器に並べて、必ずフタをして電子レンジにいれます。
500Wの電子レンジであれば、だいたい8分くらいを目安に加熱します。ただし、ここで注意が必要です。加熱時間は各電子レンジやポップコーンの量によって変わってきます。加熱しすぎるとポップコーンが焦げたり、発火したりする場合もありますので、必ず加熱中は耳や目で中の状況を確認しながら作ってください。
せっかく家で作ったポップコーンだから、変わったポップコーンにもチャレンジしてみたいですよね。そこで、テーマパークなどでも人気のキャラメルポップコーンのレシピをご紹介します
キャラメルソースの材料
- 砂糖 …… 80g
- 水 …… 小さじ2
作り方
ナベに砂糖と水をいれて、軽く混ぜながら弱火で砂糖が溶けきるまで5分くらい熱します。砂糖が溶けたら中火にし、黄金色になるまでプツプツと煮立たせ、とろりとしてきたら火からおろします。
キャラメルソースは冷えると固まってしまいますので、ある程度あついうちにポップコーンに絡ませてください。キャラメルソースのつくり方は、おこのみで、蜂蜜、バター、生クリームなどをいれる方法もあります。いろいろと試してみるのも楽しいかもしれませんね。