日本で消費されるその他銘柄

人気品種紹介

人気品種「ゴールドラッシュ」、「味来(みらい)」、「ピュアホワイト」のほかにも、キャンベラ、ゆめのコーン、ウッディコーン、ハーモニーショコラ、恵味、ララミー、ピクニックコーンなどの品種があります。それぞれの品種についてご紹介していきましょう。

日本のスイートコーン

キャンベラ

キャンベラは、粒皮のやわらかい高品質のイエロー種のとうもろこしです。その味は、まさに「とうもろこし本来の味」といった感じです。昔懐かしい夏場に食べた、ゆでとうもろしや、焼きとうもろこしを思い出す。親しみ深いとうもろこしの味をもっているのが特長です。

ゆめのコーン

ゆめのコーンは、光沢のあるレモンイエローの粒をもつバイカラー種(2色種)のとうもろこしです。穂は大きくて実はとても甘く、皮もやわらかいです。比較的甘みの低下が穏やかな品種なので、おいしく食べられる期間が長いです。収穫の時期の幅も広く、甘みが落ちにくく、粒皮が硬くなりにくい品種です。

ウッディコーン

ウッディコーンの特長は、3色の粒をもつ珍しい見た目と、モチモチとした食感です。粒色は黄・白・茶紫が混ざっていて、昔懐かしい感じを受けます。見た目だけでなく、その食感も昔ながらの「もちトウモロコシ」に似ています。風味のよいコクと甘みがあり、茹でると弾力のある食感になります。特に、焼きとうもろこしにすると香ばしくておいしい品種です。

ハニーバンダム

ハニーバンダムは、黄色粒と白色粒がおよそ3:1に混じるバイカラー種の品種です。甘みも強く、皮もやわらかいのが特長で、「とうもろこしの革命児」と呼ばれたこともありました。比較的つくりやすいということで、キャンベラなどと並び家庭菜園では人気の品種です。明治時代に北海道でつくられたのも、この仲間になります。穂が大きく、北海道では焼きとうもろこしにも使われています。

ハーモニーショコラ

ハーモニーショコラは生でも食べられるくらいに皮のやわらかい品種です。名前の由来は 「ハーモニーなショ糖と果糖のコラボレーション」の略とのことで、糖度が高く甘さのあるとうもろこしです。色は黄色と白の混ざったバイカラー種となっています。開発にあたって追求したのはやわらかい粒皮ということで、生で食べても甘くて美味しいと評判のさわやかなフルーツコーンです。

恵味(めぐみ)

恵味(めぐみ)は、甘さに深みのあるイエロー種です。粒皮は歯に詰まりにくく、生のままで食べることもできます。粒は大きめで、さわやかでコクのある甘みは何度食べても飽きがこない味です。生で食べるとみずみずしく、爽快な甘みとシャリシャリとした食感を味わうことが出来ます。もちろん、ゆでたり蒸したりしても食べられています。

ララミー

ララミーはとても甘みのあるバイカラー種で、黄色と白の混色の品種です。ボリュームがあってジューシーな粒をしており、しっかりとした味わいは、古くからある八列とうもろこしの「昔トウキビ」ファンにも人気です。塩を加えたお湯で5〜6分ほどゆでると、高い甘みを楽しめます。

ピクニックコーン

ピクニックコーンは冷やしてたべるのに優れたイエロー種のとうもろこしです。通常のとうもろこしと比べて小さいサイズと、非常に強い甘みが特長です。自然交配によって生まれた品種で、「神の恵み」とさえいわれています。高い糖度と小ぶりな大きさから、夏の暑い時期には冷やして食べるのにちょうどいいとして人気がでています。イメージキャラクターはかわいい白熊です。