ピュアホワイト

人気品種紹介

人気の品種「ピュアホワイト」についてのご紹介です。

特長

ピュアホワイトの特長は、極めて強い甘みと、なんといっても珍しいのが、「真っ白なトウモロコシ」だというところです。光沢のある白一色の粒が並ぶその姿は、名前のとおり「純白」と表現せざるをえません。

ただし、この白いトウモロコシを栽培するのはとても難しく、他の黄色いとうもろこしの花粉が混ざらないよう、隔離して育てなければいけません。花粉が風に運ばれる距離は300m以上にもなるとなれば、その苦労と手間もわかりますでしょう。そのため、一時期は生産している農家がほとんどいなかった為、「幻のトウモロコシ」とも呼ばれていました。生産数が少ないため数量に限りがある、たいへん希少価値の高い品種となっています。

見た目

見た目の特長で一番に目がいくのが、その白い実です。通常、とうもろこしといえば黄色い実を思い浮かべると思いますが、このピュアホワイトは本当に白いのです。光沢のある表面は白銀の世界を想像させるよう。生まれたのが北海道というのも幻想的ですね。

粒は斉一で、穂の先端までの実入りもいいです。きれいに並んだ白色の粒はハリと輝きを持っていて、真珠が敷きつめられて並んでいるようとも表現できます。見た目にも美しく、そしてたいへん珍しい貴重なトウモロコシです。

茹であがりに色がくすむこともほとんどなく、とても淡いクリーム色へと変わります。茹でても蒸しても、お召し上がりの際には、白いとうもろこしがお楽しみいただけます。

食感

果物のように生のまま食べることができます。粒皮はやわらかく、張りのある粒が口のなかではじける、「サクサク」「シャキシャキ」といったような食感が特長です。実はとてもみずみずしく、そしてその白さと極めて高い甘さから、まるで実のひとつひとつにミルクが満杯に詰まっているのではないかと錯覚してしまいそうになります。

加熱することにより、粒がすこしモチっとなります。もちろん皮もやわらかく、果汁はいっそうジューシーになり、まろやかでとても食べやすいとうもろこしです。「生」と「加熱」で、異なる二つの食感と甘みが楽しることでしょう。

味

ピュアホワイトの最大の特長でもあるのが、とうもろこしのなかでもバツグンに高い糖度です。糖度は平均して約15度、多い時では約19度にもなるといわれています。その数値は、メロンなどに代表される甘みを含んだ果物と同等かそれ以上の値で、果物と比べてもなんら遜色のないほどの質の高い甘みをもっています。

みずみずしい実のいっぱいに詰まった果汁は、すごく「フルーティ」で「ジューシー」、そしてなにより「クリーミー」と表現できる甘さです。しろい見た目からも想像できる、クリームが入っているような甘さは、和風というよりはむしろ洋風で、まるで洋菓子を食べているように感じるとさえもいわれています。もちろんそれは、とうもろこし本来の味を伸ばした結果の、とうもろこしとしての甘さなのです。

美味しい食べ方

ピュアホワイトを食べる際は、まずは生でお召し上がりいただいて、そのやわらかさと甘さを感じて頂きたいと思います。生でたべた方の多くは、未体験の甘みに驚かれます。フルーツのように爽快な味わいが楽しめます。

さらに、ゆでることにより、さわやかな甘さからまろやかな甘さへと変わります。ゆでる場合は、5〜7分が茹で時間の目安です。とうもろこし全般にいえることですが、皮は茹でる直前に剥くようしましょう。

また、電子レンジでの調理もお手軽でおススメです。電子レンジの機種にもよりますが、1本につき3〜4分がよいでしょう。薄皮を1,2枚残しておき、中に軽く塩を振って加熱するとおいしくできるそうです。